所属に頼らない強化法=競歩、リレーで成果証明-陸上〔五輪・陸上〕
全般的に低調だった陸上の日本勢にあって、男子50キロ競歩で山崎勇喜(長谷川体育施設)の7位入賞は光明だった。価値ある五輪の競歩種目初入賞は他種目の強化のあり方にもヒントを与える。
地味で脚光を浴びない競歩は、企業スポーツや大学など所属先の強化体制が十分に確立されていない。北京五輪を念頭に、日本陸連が主体になってこれを補ってきた。
女子マラソンの指導者として知られた鈴木従道氏をコーチに据え、山崎をほぼマンツーマンで鍛えた。6月に米国での高地合宿で月に1500キロから1600キロの歩き込み。マラソンのノウハウを応用した同氏は「(今までの)競歩では考えられない練習をしてきた。相当に手応えはあった」。来年の世界選手権ではメダルを視野に入れる。
昨夏の世界選手権大阪大会で誘導ミスに泣いて注目された山崎だが、不運がなくても入賞はおぼつかなかったのも事実。本人は「あの時のような失速の仕方が今は少なくなった。力が付いてきたのを実感する」と言う。
同じ日に、日本男子は400メートルリレーで史上初の銅メダル。予選で他国が相次ぎ失敗した「敵失」も要因だが、このリレーチームは日本陸連の高野進強化委員長が強化を続けてきた。同委員長は「ナショナルチームとして強化していかないと(世界と戦うのは)無理。うまくいっているのが、このリレーと競歩」と説明。ともすれば所属先任せにしてきた日本陸連も、主体的にやればできる上に、好結果につながることを認識したはず。
引用元 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080823-00000055-jij-spo
