グッドウィル廃業 転職支援…グループ再建への試金石
人材派遣大手のグッドウィル・グループの子会社で日雇い派遣最大手のグッドウィルが31日、廃業した。違法派遣や給与からの不透明な天引き、労災隠しなど相次ぐコンプライアンス(法令順守)の軽視が重なり、「廃業」という最悪の結果を招いた。
グッドウィルは、来週中に東京労働局に事業廃止届を提出する。その後は、派遣スタッフの不当な給与天引き費用の返却、社員・スタッフの転職支援など残務処理のため、会社は当面存続する。
登録スタッフ約6000人のうち、他社登録も含め転職が決まった人は3600人で、「自分で職を探すと斡旋(あっせん)を断った人が1500人いる」(グッドウィル広報)という。社員4200人(6月末)は派遣会社やIT企業など270社から求人があり、面接中だ。
同日、派遣スタッフで組織する「派遣ユニオン」の組合員ら約30人が、東京・六本木のグッドウィル・グループ本社前で雇用確保などを訴えた。関根秀一郎書記長は「ワーキングプア拡大の一因はグッドウィルにある。(グッドウィル・グループ前会長の)折口雅博氏はしっかりと説明、謝罪すべきだ。多くの問題が未解決のままの廃業は許されない」と話した。元派遣スタッフの40代男性は「廃業しても、責任追及の手は緩めない」と語気を強めた。
グッドウィルの平成20年6月期の売上高は約850億円、経常損益は50億円の赤字となる見通し。グッドウィル・グループの売上高に占めるグッドウィルの割合は約15%に縮小した。
引用元 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080801-00000095-san-ind
