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ファイルX 世界に飛び込む(2) 答えの見つからない現実

【すごいぞ日本】ファイルX 世界に飛び込む(2) 答えの見つからない現実

難民の写真を見て、平和構築の道へ飛び込んだ瀬谷ルミ子さん(31)は2000年に「秋野豊賞」を受賞し、調査で旧ユーゴスラビアを訪れた。そこでいきなり理想と現実の矛盾にぶつかる。

旧ユーゴではクロアチア人、セルビア人、イスラム教徒の凄惨(せいさん)な殺し合いが続いた。瀬谷さんは修士論文のために紛争後の「和解」の現状を知りたかった。

最愛の人々を失った住民の口は重く、心の傷は深くよどんでいた。

専門家のクロアチア人女性に「平和と和解は全く別よ。一緒にしてはダメ」と厳しくさとされた。住民は和解を問われただけで「なぜ和解しないのか」と責められた心理に陥る。無神経な調査や質問は、傷を深める「言葉の凶器」にもなりかねない。

■武装解除の疑問

「和解はいいもの。平和構築に欠かせない」と思い込んでいた瀬谷さんは、この言葉に目が開かれた。平和と和解は必ずしも共存しない。当事者の気持ちになることから本当の支援が始まる。その体験が瀬谷さんの原点となった。

答えの見つからない疑問がもう一つある。軍閥、ゲリラ、反政府組織などの部隊を解体し、社会復帰へと導く「兵士の武装解除・動員解除・社会復帰」(DDR)。国連平和構築活動の「目玉」ともなり、もてはやすような報道も多い。

だが、瀬谷さんは「DDRはしないですめば、それに越したことはない」という。発端はシエラレオネで見た現実だ。映画「ブラッド・ダイヤモンド」にも描かれた内戦で恐怖支配のために手首を切り落とすなど、残虐さが世界の批判を浴びた。

引用元 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081109-00000045-san-soci


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